さつまいもと麦麹だけを原料にした芋焼酎、青酎。
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「青酎(あおちゅう)」は伊豆諸島にある青ヶ島の島酒。青ヶ島は、「鳥も通わぬ」と謳われた八丈島よりも更に南にある絶海の孤島で、人口約200人。日本で一番小さい行政体で東京都です。その島で、数人の杜氏が地元青ヶ島産にこだわって仕込んでいる芋焼酎が「青酎」なのです。 生産量はほんのわずか。なかなか入手しにくい焼酎といわれています。それというのも、青酎は青ヶ島内で採れるさつま芋だけを使用し、 10人ほどの芋農家の手によって造られているからです。 青酎は、芋焼酎と麦焼酎を別々に蒸留してからブレンドするという、独特の手法で造られます。力強くコクがあり、さつま芋の甘さに麦の風味を上手く調和させた独特な味わいは他にはないタイプの焼酎です。自己主張が強いわりに荒々しさのない丸いアルコールの口あたりは35度を感じさせない旨み部分が際立っています。 ところでこの青酎、製造元の青ヶ島酒造が設立(1984年)されるまで、酒税がかからなかったそうです。税金を取りに行く経費が税収を上回ってしまう、というのがその理由だったようですが、その話しを聞くといかにも幻の焼酎という感じがします。
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焼酎を陶器の中で寝かせると、熟成が促進され焼酎のうまみが増します。 陶器から発せられる遠赤外線効果により、焼酎と水の分子が混じり合い、アルコールのとげとげしさがなくなる為、非常にまろやかな口当たりの焼酎になります。